保育士退職を決意するまで|2回の退職経験

退職をするか
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今いる場所で仕事を続けるか?転職をするか?…考えたことは皆さんにもきっとあると思います。
この記事では、私が退職を考えるようになった体験をご紹介します。
資格を得てからずっと続けてきた保育士でしたが、体力面・家族・職場環境に思うところがあり、17年続けてきた保育の仕事を辞めようと決めました。
退職という選択をしましたが、保育の仕事は好きですし、やりがいはとてもある!!と強く言えます。
保育士を目指す方や、現役の保育士さんには「え…」と思われる内容もあるかもしれませんが、1人の意見(考え)…としてみてもらえたらと思います。

目次

1番目の保育園

初めての職場です。社会人1年目という大変さもありましたが、先輩から教えられる事がなかなか覚えられなかったり、帰りがとにかく遅かったです。
私自身容量も悪いのですが、とにかくいろんな物事に時間がかかっていました。

笹ナコ

特に書類が追い付かない…。

帰宅時間→平均20時〜21時  早番はあっても時間通りには帰れません。
行事が近かったり、話し合い・準備があると遅くなるのが普通でした

大変だったこと(多いです)

  • 早番であっても帰れない
  • 掃除当番はあっても、複数担任の先生に偏りがち
  • 書類が多い(日々の記録・週案・月案・個人記録・避難訓練の記録・お便り等)
  • 抱っこやおんぶ、机や椅子の出し入れがある等、腰痛がつらい
  • 行事が近くなると21時近くまでかかるのが普通
  • 土曜出勤時には昼食が13時過ぎになる等、区切りがつかないと食べれない
  • 有給がめったに取れない(病気やケガ位)
  • 意見(案)が通るまで大変
  • 人間関係(先輩からのお叱りが多かった)で悩みが多かった

良かったこと

  • 子どもたちがかわいい・おもしろさや感動がある
  • 先輩達の技術をたくさん見れる
  • 保育士として経験が積める
  • 給食がおいしい
チイコ

食いしんぼう・・・

笹ナコ

いや、おいしかったからね。
実際、苦手なレバーも食べれるようになった!

7年経験も積んでいましたが、体力的・精神的な余裕の無さを常に感じていたこの時…。常に焦りばかりで日曜日であっても保育のネタや書類のことばかり考えていました。
また、先輩達と考えがぶつかってしまう事も多く、周りの意見を気にしてばかりだったんです。

気持ちが固まったのは、子どもの一言でした。私自身は笑顔のつもりだったのですが…
先生、大丈夫?
と尋ねられました。
…………………………………………
…………………………………………
………………………~~~~~~!!

笹ナコ

ああ…私、子どもの前で泣きそうな顔だったのか…。

子どもに心配させてしまった事も恥ずかしく思いましたが、気づかせてくれたことに感謝しました。すぐに気持ちを切り替えて保育をしながら、「この職場ではここまでだ」と、決めました。

決めた後は自分でも驚くほど気持ちがスッと軽くなりました。あと半年後には自由なんだ…と考えると気持ちに余裕ができた様です。

もちろん「転職はどうしよう?」「また仕事ができるのだろうか?」という心配はありましたが、辞められる事がこの時は一番の目標でした。

2番目の保育園

2番目の保育園では、パート勤務で勤務時間を短くしていました。

大変だったこと

  • 環境もや保育の流れも新しく覚えることがたくさん
  • いろんなクラス(学年)に手伝いに行くこともあるので、臨機応変に対応する必要がある
  • 研修などから、新しい事をどんどん取り入れる

良かったこと

  • 職場の人間関係がとても良かった
  • 有給が取りやすい(有給という仕組みがようやくここで分かった…汗)
  • 保育の問題点・心配な事を何でも話し合える

決まった時間で帰れる事や、有給が取りやすいことで、とても働きやすい職場でした。

二番目の職場で働いて、初めて有給の仕組みや、年末調整の仕組み等を知ったりと、自分でもビックリするほど知らなかったんだと痛感しました。
自分の病気やケガだけでなく、家族の用事にも合わせられる事が普通に可能なんですね。

クラスに固定で配属される職員・人手が足りない時に入るフリーの職員と、人手に余裕があることもとてもありがたかったです。

保育の仕事を続けて身についたこと・辛かったこと

身についたこと
保育士をやってきて身についたことに、遊びの知識・言葉がけの工夫もあります。活発な子もいれば、おとなしい子もいます。十人十色…当たり前ですがみんな違います。
それこそ最初の2年程は、まだ遊びたいという子どもの気持ちを切り替えたり励ますのに、どんな言葉が刺さるのか?悩みながらも関わっていました。試行錯誤の繰り返しですが、子どもがこたえてくれるととても嬉しいものでした

また、子どもたちとの関わりは予測不可能なことが多く、そのような状況で忍耐力を養い、柔軟に対応する力も必要でした。

辛かったこと
気を付けているつもりでも、少し目を離したときにケガをする子がいる為、常に気を張って保育をすることも大変でした。特に小さい子の場合が多かったです。
夢中になって転んだり、高いところに行きたがって危なっかしい(汗)。言いたいことがまだ上手く伝えられず、噛みつきや手がでてしまう。背中にも目が欲しいと何度も思いました

複数担任の場合、同じクラスを受け持つ先生達と話し合いながら保育をします。
準備や片付けの担当
主で子どもを引っ張る担当
主の先生をサポートする担当
……といったように動いていましたが、意思疎通が十分にできていないと、とても苦労をしました。
人間関係の問題にもなるのですが、先輩の言い方がキツイので
なかなか相談ができずに聞けない→トラブルへ……ということもよくありました。今振り返るとしっかり相談・質問をしておけば、変にこじれなかったのに、と反省が多いです。

また、子どもの様子によっても臨機応変に対応することは必要でしたが、片付けが追い付かないのに次の予定に進まれたり、じっとしていない子が多いのに「大丈夫だよ」と連れて行く先生もいて、ヒヤッとするこが多かったです。

大人でも考え方や認識は一人ひとり違うのは当たり前なんですよね。モヤっとしたからと言って、先輩にすぐ言えなかったし、当人にやんわり伝えたところ…別の先生から「不快だったっとこぼしていた(汗)」と知らされたり。

笹ナコ

~~~~~(汗)
どう言えばよかったの~~~??

どの職場、学校、グループ…どこでもそうですが、考え方が違う人がいるのだから、しっかり話し合うことって大事ですね…。

1番目の園に比べればとても働きやすい環境だったのですが、だんだんパートであっても仕事量・責任が、常勤の先生と変わらなくなっていました。
ほとんどの時間を子どもと関わっていますが、その合間に制作物、児童票や準備・片づけもこなします。

もちろん子ども達のために、より良い保育や環境を整えていく事は大切ですし大賛成です。

ですが、休憩…と言いながら「昼食は20分以内で」「保育から抜けて、書類や制作物は職員室で進めて」……これが休憩になるのでしょうか?という疑問も抱えてしまいました。相談すれば通院も休みも取れるけれど、考えてしまいました。

働き方を変えたいと決意

退職を考えるきっかけをまとめると以下のようになります。

  1. 自由な時間が欲しい: 仕事に費やす時間が多く、自分の時間や趣味に充てる余裕が欲しいと感じている。
  2. 家族のケガに対応したい: 家族がケガや健康上の問題に直面することもあり、そのケアやサポートをするために柔軟な時間が必要だと感じた。相談をすれば休みや早退もできるが、急な予定変更が難しいと考えている。
  3. ブログやYouTube等に挑戦したい:簡単で無いことは承知の上ですが、自分の経験や考えを何かの形にしてみたいとずっと思っていました。好きなことで稼ぐということは難しいのでしょうけれど、やってみようと決めました。

    これらの要因から、退職を考えるに至りました。

独身で実家暮らしなため、育児や家事に追われる忙しさはありません。子育てをしている主婦の方と比べると余裕はあるのかもしれないし、「資格があるのにもったいない!」と、よく言われます…。

子どもたちの成長を感じたり、笑顔を見て元気をもらえたりと、保育士はとてもやりがいがありました。
私なりに頑張ったつもりでしたが、気を使いながら働くこと・書類や計画に頭を悩ますことから離れたい…と思ってしまいました。

やらずに後悔するよりも、やって「これはこれでダメだったか」と分かったほうがスッキリするかな?という考えになりました。

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