保育園の食事①|1歳児の食事風景を紹介~楽しく食べる気持ち~

子どもと食べ物
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離乳食が完了して、ご飯もよく食べるようになる1歳児さん。無邪気な表情や、ぎこちないながらも一生懸命に食べようとする姿があります。
食べ物を手に取ったり口に運んだりする姿が愛らしいですね。小さな手でご飯をつかんだり、笑顔で頬張ったりする様子は、見ているだけでほっこりします。

保育園でもいろんな食事風景(ドタバタ)がありました。笑ったり、葛藤しながら食べる子ども達をたくさん見てきたので、そんなエピソードをご紹介します。

目次

1歳児の食事風景はどんなもの?

1歳児の食事風景は、かわいさと大変さが同居する場面ですね。

まず、かわいさを挙げると、無邪気な表情や、ぎこちないながらも一生懸命に食べようとする姿があります。
食べ物を手に取ったり口に運んだりする姿が愛らしいですね。小さな手でご飯をつかんだり、笑顔で頬張ったりする様子は、見ているだけで心が温かくなります。

笹ナコ

食べてくれると嬉しいし、一生懸命な姿が本当にかわいいです!!

チイコ

(…………ジュル。)

一方で、1歳児の食事は大変な面もたくさんあります。まず、与える食べ物やその量に気を配らなければなりません。1歳でも、よく食べる子には量を多めにしたり、おかわりをして調節をしたりも。

少し前まで食べれていた物を、なぜか急に嫌がるようになったり、見た目が少し違うと警戒して(?)まったく手を付けようとしないことも。
だんだん自我がはっきりして、「これがいい!!」と自分の主張が強く出始める時期でもあります。その好みを見極めるのも一苦労です。
さらに、こぼしたり・投げたり・詰め込みがちでヒヤッとしたり…目が離せません。
小さいながらに知恵もあり、苦手なニンジンがいつの間にか遠くのお皿に移動をしていたり、小さく切ったニンジンを他の好きな物ととすすめたら上から横から覗き込んで発見してきたりも。

笹ナコ

観察力すごっ!!

チイコ

仕方がない…食べてあげよう。
        え?ダメ??

それでも、どんなに大変でも愛おしさが勝ります。子どもたちが元気に成長するために、食事の時間は絆を深める貴重な時間でもありますね。

食べる気満々な1歳さん

Aちゃん・B君は食べることが好きで、給食やおやつのじかんが近づくと自分たちで食卓椅子を準備し始めます。(玩具の片付け=食べる時間と分かっているらしい。)先生が配膳を始めると「ぅああ~!!」「だーぃ!!」…と【ちょうだいコール】もすごいことに。

C君は野菜が大好きでサラダからよく食べていたのですが、急にお肉や魚料理に好みが変わった様子。今度は野菜を避けるようになってしまい、励まされながらちょっとずつ口に入れています。

白ご飯の好きなD君。白ご飯はそのままで食べたいらしく、カレー・ふりかけ・チャーハンが出ると分かりやすくションンボリ(汗)。※園にもよりますが、あまりに食べれない場合は“白ご飯”を別で出してくれたりします。

食べるのイヤ!でも笑えてしまう1歳児

ある日の給食にかわいらしいパンダライスが出ました。パンダが好きなA君はきっと喜んで食べるだろうと思いきや、お皿を持ってトコトコとお人形の置いてあるスペースへ…。A君の目的が分からず、落とさないように様子を見ながらついて行くとパンダの人形に「あい(はい)!」……パンダ人形に見せてあげたかったのか!

野菜が苦手なB君。ある日、金平ごぼうが出ると自分でペロリと完食。ビックリしたけれど、だんだん野菜が食べられるようになって何よりと、安心していました。
後日、ごぼうが汁物に出たので食べるかな…とすすめてみると避けている。メニュー(味)が違うからかな?と思いながら何日か様子を見て気づいたこと。細切りの物を選んでいました。(金平ごぼう、きゅうりの和え物など)
野菜そのものというよりだったのか。

スプーンを使うことを時々促すと、嫌がって怒っていたCちゃん。確かに手づかみの方がサッと掴めるからね…。
ある時スプーンで食べたことをほめられると、それからは積極的に使おうとするようになりました。ほめられて嬉しかったんですね。

食事に必要な準備と心構え

小さいお子さんとご飯を食べる時…、イヤイヤで機嫌が悪かったり、こぼしたり・投げたりと予想外のことはよく起こります。
特に手づかみ食べが多いこの時期の子どもたちは、食べ終わった後には着替えが必要だったり、テーブル回りがこぼしたもので散らかっていたりと片付けも必要です。

準備をしてくと安心なもの

  • 新聞紙……落ちてしまった食べ物を集めたり、子どもの椅子の下にあらかじめ敷いておくと片付けが簡単に。
  • おしぼり(ハンドタオル)…手づかみが多いのでサッと拭けると便利です。
  • 台拭き、床拭き……子ども一人に対して大人が一人側につけるのであれば大丈夫かもしれませんが、こぼしたり落としたりというハプニングもあります。
  • エプロン……防水でポケットがあるタイプの物だとこぼれた物も多少は受け止めてくれる。

食事介助の心構え

毎日子ども達をのことをみているお母さん達は、ちょっとした変化や様子もよく気づくと思います。
こちらは参考までに見てください。

1. 忍耐と柔軟性……1歳児の食事は時間がかかることがあります。大人は子どものペースに合わせて、焦らずに対応する必要があります。また、子どもが食べる速度や量、好みは日々変わることもあるので、大人は柔軟性を持って見守ってあげてください。

2. 言葉がけと駆け引き……「おいしい!」「パクッ」と食べて(食べるマネでも大丈夫なので)見せたり、最初に好きなものから食べてしまう子なら別のお皿に取り分けて、小分けに出してみるのもいいかもしれません。

3. 安全面に注意する……1歳児はまだ食べ物を十分に噛む力がないため、食べ物の大きさや硬さに注意する必要があります。特に食べ始めは空腹で、詰め込みがちになるため注意が必要です。
また、揚げたての物・とろみのある汁物等は、食べてみて中身が実は熱かった…という事もあるので気を付けてください。
※体調が悪くて食欲がない場合もあるので、好き嫌いなのか・体調不良なのか…お子さんの様子を気にかけてあげてください。

食事の時間はコミュニケーションの場でもあります。小さな一口でも食べられたことをほめたり、認めてもらえると子ども達も嬉しいですし、食事を楽しむようになります。
小さな子は色んなことに興味を持つので遊んでしまったり、空腹が満たされて寝てしまったりすることもあります。
小さな頑張りをいっぱい見つけてあげてください。


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